エドウィン・アウトウォーター Edwin Outwater

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次回来日

2018年7月&9月

プロフィール

 主要オーケストラと共に、世界中のコンサートホールや施設で革新的なコンサートを展開させている。イースタン・シエラ交響楽団の芸術監督およびカナダのキッチナー・ウォータールー交響楽団の桂冠音楽監督を務めるほか、シエラ・サマー・フェスティバルやシカゴのリグリー・パークで開催されるコンサートシリーズ「ラインナップ」の音楽監督としてもその手腕を発揮している。現代音楽やジャンルを超えた異文化的なコラボレーションも多数行っており、名作の優れた解釈者である一方で委嘱作品も初演し、そして普段あまり演奏される機会の少ない作品を聴衆のもとに届けている。マイケル・ティルソン・トーマスからは、「今日の音楽シーンにおいて、もっとも革新的な指揮者の一人」と称賛されている。
 近年のプロジェクトでは、ルネ・フレミングがアドバイザーとなってケネディ・センターとアメリカ国立衛生研究所で開催された「サウンド・ヘルス」に参加したほか、ウィントン・マルサリスとジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラおよびシカゴ交響楽団との共演で、ムソルグスキーの『展覧会の絵』のジャズ・バージョンを披露した。今シーズンはセントルークス管弦楽団とカーネギー・ホールで家族向けのコンサートを開催し、ジョン・リスゴーの語りと共にキャロリン・ショウの作品を世界初演する。野外で行われるシカゴの「ラインナップ」では、テクノロジーを駆使したあらゆるジャンルの音楽パフォーマンスとメジャー・リーグのスポーツを組み合わせて開催される。
 長年にわたりサンフランシスコ交響楽団を指揮しており、2001~06年には常任指揮者を務めた。2001~05年ワティス財団音楽監督としてサンフランシスコ交響楽団ユース・オーケストラを指揮し、2004年のヨーロッパ・ツアーでは、ムジークフェライン・ザール、シャンゼリゼ劇場、アムステルダム・コンセルトヘボウ等ヨーロッパの著名コンサートホールにデビューした。2014~17年にはサマー・コンサートの監督を務め、今シーズンはセス・マクファーレンや作家のアーミステッド・モーピンとコラボレーションしたコンサートに登場する。これまでに定期公演でマイケル・ティルソン・トーマス、クルト・マズア、ヨーヨー・マ等と共演しているほか、サウンド・ボックスでの画期的なコンサートで指揮やプログラムのキュレーションを行っている。ハーパーコリンズから出版されている『ザ・コンポーザー・イズ・デッド』(ナサニエル・ストゥーキー作曲、レモニー・スニケット作)では初演と録音を行い、これは21世紀の作品でもっとも多く演奏される曲に数えられるほか、2008年に録音したジェロッド・テイトのアルバムも高く評価されている。
 キッチナー・ウォータールー交響楽団では2007~17年に音楽監督を務め、当団を国際的な評価を確立するまでに復興させた。ニコ・ミューリー、ニコール・リジー、リチャード・リード・パリー、オーウェン・パレット等をはじめとする幅広い作曲家の作品を世界初演した。また、「インターセクションズ・シリーズ」では、量子物理学、神経科学、文学、映画、食物、ヨガといった多岐にわたる領域をオーケストラと結びつけ、チェリストのヨハネス・モーザーからイヌイットの喉歌歌手タニヤ・タガクに至るまであらゆる音楽ジャンルのアーティストをフィーチャーした。プログラムの一つ“Quantum: Music on the Frontier of Science”は幾度も演奏され、インディアナポリス交響楽団とカナダ・ナショナル・アーツ・センターのツアーでも演奏されたほか、神経科学者のダニエル・レヴィティンによるプログラム“Beethoven and Your Brain”はケネディ・センターでの「サウンド・ヘルス」でも披露された。2011年にアナレクタ・レーベルより『フロム・ヒア・オン・アウト』をリリースし、2016年には初となるオーケストラ・ハッカソン・プロジェクトの「ハック・ザ・オーケストラ」を立ち上げ、若いプログラマーにコンサートを経験させた。
 これまでに、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロサンジェルス・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団、ニューワールド・シンフォニー・オーケストラ、ボルティモア交響楽団、ヒューストン交響楽団、デトロイト 交響楽団、シアトル交響楽団、トロント交響楽団、カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団、エドモントン交響楽団、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、ニュージーランド交響楽団、アデライド交響楽団、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、メキシコ・シティ・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ等に客演している。日本では東京都交響楽団、東京交響楽団、京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団を指揮し、今シーズンはパシフィック・ミュージック・フェスティバルに登場する。2009年、ヴェルディの『椿姫』でサンフランシスコ・オペラにデビュー。その後、ピアソラの『ブエノスアイレスのマリア』で、シンシナティのチェンバー・オーケストラであるコンサート:ノヴァとシンシナティ・オペラを指揮し、メノッティの『アマールと夜の訪問者』をリンカーン・センターで指揮した。現在、定期的にシカゴ・リリック・オペラに登場している。また、YouTubeシンフォニー・オーケストラ・プロジェクトの副指揮者として、カーネギー・ホールやシドニーのオペラ・ハウスに登場した。
 カリフォルニア州のサンタモニカ生まれ。ハーバード大学で英文学を学び、在学中には、バッハ・ソサエティ・オーケストラおよびアカペラグループ「THE HARVARD DIN & TONICS」の音楽監督を務めた。カリフォルニア大学サンタバーバラ校の指揮科で博士号を取得。

コンサート情報

日時・会場 コンサート名・お問い合わせ
2018/7/21(日)17:00
札幌コンサートホールKitara
PMFオーケストラ演奏会 プログラムB ~バーンスタインの世界~
パシフィック・ミュージック・フェスティバル
TEL: 011-242-2211
2018/7/22(日)14:00
札幌コンサートホールKitara
パシフィック・ミュージック・フェスティバル
TEL: 011-242-2211
2018/9/29(土)17:00
東京文化会館(大)
2018/9/30(日)15:00
オリンパスホール八王子