鈴木 隆太郎 Ryutaro Suzuki

Ryutaro Suzuki

プロフィール

 1990年、鎌倉生まれ。2000年全日本学生音楽コンクール小学生の部第1位。2008年に栄光学園高等学校を卒業後、渡仏。同年、パリ国立高等音楽院に首席で入学し、ブルーノ・リグットとオルタンス・カルティエ=ブレッソンに師事。第3高等過程ではミシェル・ダルベルトとミシェル・ベロフにも師事した。その後イタリアのフィレンツェでエリソ・ヴィルサラーゼのもと研鑽を積み、現在パリを拠点に演奏活動を行っている。
 3歳よりピアノを始め、山下亜紀子、日比谷友妃子、横山幸雄、浦壁信二、平井京子、ガブリエル・タッキーノに師事したほか、マレイ・ペライア、セルジオ・ペルティカローリ、ヴィクトア・トイフルマイヤー、フィリップ・アントルモン、ウラディーミル・クライネフ、ドミトリー・バシキーロフ等のマスタークラスを受け、薫陶を受けた。
 これまでに、2015年にイル・ド・フランス国際ピアノ・コンクール第1位、カンピージョス国際ピアノ・コンクール第2位、エミール・ギレリス国際ピアノ・コンクール第2位となり、2017年にヴァルティドネ国際音楽コンクール第2位、トビリシ国際ピアノ・コンクールで2つの特別賞を受賞した。2021年、第21回ホセ・イトゥルビ国際ピアノ・コンクールで第3位入賞および最優秀ベートーヴェン協奏曲賞に輝く。
 また、大友直人指揮東京フィルハーモニー交響楽団のほか、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、コロンビア国立交響楽団、パリ音楽院管弦楽団、ルイジアナ・フィルハーモニー管弦楽団、オデッサ国立管弦楽団等のオーケストラと共演している。フランスをはじめヨーロッパ各地で音楽祭への出演やリサイタルを開催し、フランス国営ラジオでの公開録音コンサートなどでも高評を得る。室内楽でも上野星矢や吉田誠と共演を重ね、五嶋龍とは2020年に全国13都市リサイタル・ツアーへも帯同した。2017年、クラヴェス・レーベルよりデビューアルバムを、2020年にはオルトゥス・レーベルから、ドビュッシー、イベール、尾高尚忠の作品を収録した2ndアルバムをリリースし、グラモフォン誌をはじめ各誌から高評を得る。2023年、KNSClassicalより3rdアルバムをリリース。

ディスコグラフィー

Ryutaro Suzuki
鈴木隆太郎_Ryutaro Suzuki
スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K141/ソナタ ホ長調 K380
ラヴェル:クープランの墓
モーツァルト:ソナタ イ短調 KV310
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想

[Claves]
東風の見たもの
鈴木隆太郎_東風の見たもの
ドビュッシー:喜びの島
ドビュッシー:前奏曲第1集
イベール:『物語』より【金の亀を使う女/小さな白いろば/バルキス女王の行列】
尾高尚忠:『日本組曲』より【朝に/祭り】

[HORTUS]