吉田 恵 Megumi Yoshida

吉田恵(c)T.Hoshiai

プロフィール

 東京藝術大学オルガン科及び同大学院修士課程修了、ハンブルク音楽大学卒業。オルガンを島田麗子、廣野嗣雄、ジグモンド・サットマリー、ヴォルフガング・ツェラーに、チェンバロを山田貢に、通奏低音および即興実技を鈴木雅明に、室内楽をゲルハルト・ダルムシュタットの各氏に師事。1991年ブルージュ国際オルガン・コンクールでバッハ・モーツァルト賞を受賞し、1994年より日本でのコンサート活動を開始する。
 1998~2002年りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館の専属オルガニスト、2006~2009年ミューザ川崎シンフォニーホールのホール・オルガニストを務めた。また、サントリーホール、府中の森芸術劇場、武蔵野市民文化会館、神奈川県民ホール、横浜みなとみらいホール、彩の国さいたま芸術劇場、札幌コンサートホールKitara、豊田市コンサートホール等、全国各地でコンサートを開催している。
 これまでに、飯森範親指揮東京交響楽団と「サン=サーンス:交響曲第3番『オルガン付き』」を、西本智実指揮東京交響楽団とジルヴェスター・コンサートで「R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき」を共演した。また、矢崎彦太郎、小林研一郎、井上道義、大友直人等の指揮者と共演し、東京二期会では「マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ」を演奏するなど、オーケストラとの公演でも活躍している。
 2004~2010年、旧日本大学カザルスホールにて全12回にわたる「J.S.バッハ:オルガン作品全曲演奏会」を開催し、高い評価を受けた。また、愛知県立芸術大学では1998年に「J.S.バッハ・クラヴィーア練習曲集第3巻」の演奏会および公開講座を、2007年にアーティスト・イン・レジデンスとしてリサイタルおよび公開講座を行った。
 CDはオクタヴィア・レコードより、「J.S.バッハ:オルガン作品集vol.1~3」を3枚にわたりリリース。いずれもレコード芸術特選盤、Stereo特選盤に選ばれ、毎日新聞今月の一枚で紹介されるなど、高評を得ている。
 現在、愛知県立芸術大学、日本大学芸術学部音楽学科講師、NHK文化センター講師、カトリック吉祥寺教会オルガニスト。

ディスコグラフィー

J.S.バッハ:オルガン作品集vol.1
吉田恵_J.S.バッハ:オルガン作品集第1集
J.S.バッハ:小フーガ ト短調 BWV578/ああ神よ、天よりみそわなし BWV741/主イエス・キリストよ、われらを顧みて BWV709/ファンタジーとフーガ ト短調 BWV542/われ汝に別れを告げん 変ロ長調 BWV735/われ汝に別れを告げん ニ長調 BWV736/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547/コラール・パルティータ BWV768/パッサカリア ハ短調 BWV582

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J.S.バッハ:オルガン作品集vol.2
吉田恵_J.S.バッハ:オルガン作品集第2集
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV541/6つのシューブラー・コラール集 BWV645-650/マニフィカト(わが魂は主をあがめ) BWV733/いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV717/いと尊きイエスよ、われらここに集いて BWV731/前奏曲とフーガ イ短調 BWV543/ああ、罪びとなるわれ、何をなすべきか BWV770/前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548

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J.S.バッハ:オルガン作品集vol.3
吉田恵_J.S.バッハ:オルガン作品集第3集
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3巻(全曲)
前奏曲とフーガ BWV552
21のコラール前奏曲 BWV669-689
4つのデュエット BWV802-805

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