神が与えた最高の楽器、″声″によるハーモニー

スウェーデン放送合唱団

2019年11月26日(火)19:00開演

東京オペラシティ コンサートホール

出演

ペーター・ダイクストラ(指揮)
スウェーデン放送合唱団
ヨハン・ウッレン/マグヌス・ショルド(ピアノ)*

曲目

- ペルト:それは…の息子であった(2000)
- シュニトケ:3つの聖歌(1984)
- ストラヴィンスキー:詩篇交響曲(1930, rev.1948)
  [ショスタコーヴィチによる4手ピアノ版による]*
- スヴェン=ダヴィッド・サンドストレム:
  モテット《歌え、主に向かい新しい歌を》(2003)
- J.S.バッハ:
  モテット《来たれ、イエスよ、来たれ》BWV229
- スヴェン=ダヴィッド・サンドストレム:
  アニュス・デイ(1980)
- J.S.バッハ:
  モテット《歌え、主に向かい新しい歌を》BWV225

チケット

全席指定 S¥5,000 A¥4,000 B¥3,000
※完売しました。

プレイガイド

チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:152-201)

主催

主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:ジャパンリアルエステイト投資法人/NTT都市開発株式会社

Date

Tuesday, November 26, 2019 19:00

Hall

Tokyo Opera City Concert Hall

Artist

Peter Dijkstra (Conductor)
Swedish Radio Choir
Johan Ullén/Magnus Sköld (Piano) *

Program

- Pärt: Which Was the Son of ... (2000)
- Schnittke: Drei geistliche Gesänge für gemischten Chor (1984)
- Stravinsky: Symphony of Psalms (1930, rev.1948) [Transcription for piano 4 hands by Shostakovich] *
- Sven-David Sandström: Motet “Singet dem Herrn” (2003)
- J.S.Bach: Motet “Komm, Jesu, komm” BWV229 
- Sven-David Sandström: Agnus Dei (1980)
- J.S.Bach: Motet “Singet dem Herrn ein neues Lied” BWV225
プロフィール
 1925年に創設。1952年、合唱の神様と称される大指揮者のエリック・エリクソンが首席指揮者に就任し、現在の形態となった。以来飛躍的発展を遂げ、スウェーデンの音楽界はもとより欧米各地へのツアーやCD録音を通して、世界のトップ・アンサンブルとしての地位を確立した。その後、アンデシ・オルウェル、グスタフ・ショークヴィストという巨匠たちに引き継がれ、1994年よりエストニアの巨匠トヌ・カリユステが首席指揮者に就任。このスウェーデン放送合唱団にとって初の外国人指導者により、東欧圏のレパートリーの拡充がなされ、グレツキ、シュニトケ等の録音で数多くの賞を受賞。またリゲティ、サンドストレム、ペルト、ペンデレツキ等の現代の大家がこの合唱団のために作品を書いている。
 新鋭のペーター・ダイクストラが首席客演指揮者を3年間務めた後、2007年9月に音楽監督に就任。彼は、エリック・エリクソン、トヌ・カリユステという両巨頭の薫陶を受け、スウェーデン放送合唱団の伝統を承継した。バイエルン放送交響楽団やベルリン・ドイツ交響楽団といった名門オーケストラを指揮するなど、シンフォニー指揮者としても活躍するダイクストラの統率能力と芸術性は各方面から非常に高く評価されており、再びスウェーデン放送合唱団の黄金時代を築いた。2018年にダイクストラが退任してから、今シーズンは音楽監督をおかずに活動している。
 ダイクストラとの録音も国際的に評価が高く、チャンネル・クラシックスより、2011年には「プーランク:人間の顔」のほか、北欧の合唱作品を集めた「ノルディック・サウンズ1」を、翌2012年には第2段となる「ノルディック・サウンズ2」をリリース。グラモフォン誌では、「明確なアタック、羽毛のようなフレージング、そして時々、恐れを感じるほどの力が爆発する…そのサウンドには、ひとつも間違いがない。温かく甘美でバランスが良く、そしてもっとも大切なことは、穢れなく中身の詰まった完璧さであり、人々の声が素晴らしいアンサンブルを奏でていることである。誰もがこの合唱団の虜になってしまうのだ」と評している。2014年にリリースした「ブラームス:カノン・ミサ、モテット集、祝辞と格言」は高い評価を受け、2015年エディソン賞に輝いた。
 これまでに、スウェーデン放送交響楽団をはじめ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団等のオーケストラと、ヴァレリー・ゲルギエフ、ヘルベルト・ブロムシュテット、ダニエル・ハーディング等の指揮者と共演している。リッカルド・ムーティ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのヴェルディ「聖歌四篇」の他、モーツァルト「レクイエム」、ジェームズ・レヴァイン指揮のハイドン「天地創造」等の録音を行った。なかでも、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とは厚い信頼で結ばれ、1992年のブラームス「ドイツ・レクイエム」の演奏およびCD録音、1994年シューマン「ファウストからの情景」、1995年ストラヴィンスキー「エディプス王」、1996年ベートーヴェン「第九」のCD録音、さらに定期演奏会およびジルベスター・コンサート、ザルツブルク・イースター・フェスティバル等への出演など数多く行った。
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の1996年日本公演のベートーヴェンの「第九」、マーラーの「復活」でも、「宝石をちりばめたような声の饗宴」「精緻なこと言語に絶する」等々、空前の大絶賛を博した。その後も日本へは頻繁に来日を重ね、ア・カペラ公演やオーケストラとの共演を行っている。NHK交響楽団定期公演では、2年連続でN響ベスト・ソリスト賞を受賞している。
 スウェーデンの音楽を世界に広めた目覚ましい業績を讃えて、2011年スウェーデン政府より特別名誉賞を授与された。「ここ数年間は、数多くのスウェーデンの合唱団が国際的な成功を手にしているが、半世紀以上にわたってスウェーデンの合唱音楽を重要視しているのは、このスウェーデン放送合唱団を含め、ごくわずかだ」。
 世界最高峰の合唱団として、その名声は世界各国に轟いている。

全国日程

日時・会場 コンサート名・お問い合わせ
2019/11/23(土祝)14:00
京都コンサートホール
2019/11/24(日)16:00
愛知県芸術劇場
コンサートホール
2019/11/27(水)19:00
紀尾井ホール
2019/11/28(木)18:30
東北大学川内萩ホール
スウェーデン放送合唱団 仙台公演
共演…合唱団萩
合唱団萩 TEL: 080-3368-3951