05.26
2016 ARTIST
2016 ARTIST
2016年秋、イアン・ボストリッジ著『冬の旅』が発売決定！
世界屈指のテノールとして名高いイアン・ボストリッジによる新著が、2016年秋に日本語版の刊行が決定いたしました！
オックスフォード大学で近代史を専攻し、1990年には博士号を取得したボストリッジですが、これまでに『1650年から1750年間における魔術とその変容』（1997）と『歌手の忘備録』（2011）の著書を出版しています。現在、演奏活動のほか、オックスフォード大学の音楽学客員教授を務めるかたわら、英国の新聞『ガーディアン』や英語圏を代表する書評週刊誌『タイムズ文芸付録』に定期的に寄稿しています。
イアン・ボストリッジ 『冬の旅』
（株式会社アルテスパブリッシング、訳：岡本順治、岡本時子、原書：英Faber & Faber社、2015）
当代一のリート歌手が、自らの1000回を超える演奏経験と、文学・歴史・政治・自然科学におよぶ広大な知見と洞察にもとづいて著した、いまだかつてない刺激的なシューベルト論が登場！
英国の権威ある文学賞「ダフ・クーパー賞」受賞作品！
◆イギリスのテノール歌手。ドイツ・リートの解釈では今日もっとも卓越した歌手のひとりとして、
世界中で高い評価を受けている。オペラや歌曲の録音はかずかずの賞を獲得しており、
ヨーロッパや北アメリカ、極東で定期的にリサイタルをおこない、批評家からも絶賛されている。
オックスフォード大学では近代史を専攻し、1990年博士号を取得。
著書に『1650年から1750年間における魔術とその変容』（1997）と『歌手の忘備録』（2011）がある。
オックスフォード大学の音楽学客員教授をつとめ、英国の新聞『ガーディアン』や
英語圏を代表する書評週刊誌『タイムズ文芸付録』に定期的に寄稿している。
◆仕様・価格・コード
A5判・上製・368頁（予定）
カラーページ多数
予価：本体4200円＋税
ISBN978-4-86559-150-7 C1073
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「ボストリッジは音楽の解釈者のなかでももっとも才能ある文筆家である」
──アルフレート・ブレンデル（ピアニスト）
慎重でありながら簡素なことばで、かなわぬ恋が芸術へと変貌を遂げるようすが語られると、
シューベルトの『冬の旅』を知っている人でも、まったく知らない人でも、心をとらわれずにはいられないだろう。
──リチャード・セネット（社会学者）
『冬の旅』は、1828年という文化の海に浮かべられた瓶の中のメッセージであると、ボストリッジは主張する。
その海を自信に満ちた櫂さばきでボストリッジは航海し、素晴らしい妙技を披露してくれるのだ。
──ニール･フィッシャー（『タイムズ』掲載）
この本に圧倒せんばかりの勢いであらわれているのは、作者の知的好奇心とテーマを追求する情熱である。
──ハンナ・ネヴィル（『フィナンシャル・タイムズ』掲載）
本著では24の歌曲がテーマとなり、深い洞察力に満ちた美しく優美な文章で論じられている。
各章が、文化史、社会史、音楽学、精神分析学の広大な学識に基づいた内容だ。
──イアン・ヒューイット（『デイリー・テレグラフ』掲載）
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＜公演情報＞
2016年6月8日（水）19:00開演 東京文化会館
2016年6月9日（木）19:00開演 サントリーホール
指揮：大野和士
テノール：イアン・ボストリッジ *
ブリテン：歌劇『ピーター・グライムズ』より「4つの海の間奏曲」op.33a
ブリテン：イリュミナシオン op.18 *
ドビュッシー：《夜想曲》より「雲」「祭」
スクリャービン：法悦の詩 op.54 （交響曲第4番）