ミシェル・タバシュニク Michel Tabachnik

Michel Tabachnik-07(c)Jean-Baptiste Millot

次回来日

2019年3月

プロフィール

 ジュネーヴ音楽院でピアノ、作曲、指揮の音楽教育を受ける。ブーレーズとは緊密な関係を築き、BBC交響楽団のアシスタントを4年間務めたほか、スペイン放送交響楽団ではイーゴリ・マルケヴィチの最初のアシスタントとなった。1971年、ヘルベルト・フォン・カラヤンに招かれ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮し大成功をおさめ、世界的指揮者として確固たる地位を確立した。
 現代曲の初演を積極的に行っており、シュトックハウゼン、ベリオ、リゲティ、メシアン等の作品を数多く手掛けている。特にクセナキスからは優れた解釈者として厚い信頼を得ている。
 これまでに、グルベンキアン管弦楽団の音楽監督、ロレーヌ国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督、ノールト・ネーデルラント交響楽団の首席指揮者を歴任した。また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、フェニーチェ歌劇場管弦楽団、NHK交響楽団等のオーケストラを指揮し、ルツェルン音楽祭、ザルツブルグ音楽祭、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭等にも登場している。
 2008年よりブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者および芸術監督を務め、2015年からは名誉指揮者となる。当団には各地のツアーにも登場し、これまでにアムステルダム・コンセルトヘボウ、ロッテルダムのデ・ドーレン、ザルツブルク祝祭大劇場のほか、中国、ドイツ、イギリス、南アメリカ等でのコンサート・ツアーを行っている。
 さらにオペラの分野では、パリ、ジュネーヴ、チューリヒ、コペンハーゲン、リスボン、ローマ、モントリオール、ジェノヴァ、ロシアのボリショイなど、世界各地の歌劇場に登場している。トロントのカナディアン・オペラ・カンパニーには定期的に招かれており、《ローエングリン》、《蝶々夫人》、《カルメン》、《放蕩児の遍歴》等を指揮している。
 作曲家としては、オランダでは春の祭典初演100周年記念公演では『Lumières fossiles』が演奏された。また、ブザンソン音楽祭では『Prélude à la légende』が、パリのシテ・ドゥ・ラ・ミュージックでは『Le livre de Job』が演奏されたほか、自作のヴァイオリン協奏曲をブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団と披露した。2016年3月、リヨン歌劇場から委嘱され、レジス・ドゥブレの台本によるオペラ《ベンジャミン、ラスト・ナイト》を作曲した。
 執筆活動もさかんで、「De la musique avant toute chose(何をおいても音楽を)」(2008年)、「L'homme sauvage(未開人)」(2013年)のほか、自身の人生と音楽の結びつきを記した「Ma rhapsodie(私のラプソディ)」(2016年)を出版した。
 若い音楽家のために、国際的なユース・オーケストラの指揮活動も行っている。1985~89年オーケストラ・デ・ジュンヌ・ケベックの芸術監督を務め、1984年に設立された地中海のオーケストラ・デ・ジュンヌ・メディテラネでは12年間にわたって芸術監督を務めた。また、ヒルフェルスム、リスボンのグルベンキアン財団、パリ、ブリュッセル、ストックホルム等でマスタークラスを行い、後進の指導にあたっている。1984~91年にはトロント大学音楽学部、1993~2001年にはデンマーク王立音楽院の指揮科の教授を務めた。
 1995年、ローマの芸術文化国際センターにて「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選出された。
 CDは、エラートとリランクスより、ベートーヴェンからオネゲル、ワーグナー、クセナキスまで幅広いレパートリーをリリースしている。特にブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団との録音は数多く、当団のレーベルから2013年にリリースした「ストラヴィンスキー:春の祭典&ナイチンゲール」はグラモフォン誌をはじめとする各誌で高い評価を受けた。同じく2011年にリリースした「ドビュッシー:交響詩『海』、牧神の午後への前奏曲、夜想曲」は、フランスの音楽誌クラシカでトップにランクインした。

コンサート情報

日時・会場 コンサート名・お問い合わせ
2019/3/7(木)19:00
ザ・シンフォニーホール
日本センチュリー交響楽団
TEL: 06-6868-0591