ミシェル・タバシュニク Michel Tabachnik

Michel Tabachnik-07(c)Jean-Baptiste Millot

次回来日

2021年7月

プロフィール

 ジュネーヴ音楽院でピアノ、作曲、指揮の音楽教育を受けた後、著名な指揮者たちから多くの学びを得た。ヘルベルト・フォン・カラヤンに招かれ定期的にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮する機会に恵まれ、スペイン放送交響楽団ではイーゴリ・マルケヴィチのアシスタントを務めた。また、ブーレーズのアシスタントを4年間務め、この間には主にBBC交響楽団を指揮した。
 現代曲の初演を積極的に行っており、シュトックハウゼン、ベリオ、リゲティ、メシアン等の作品を数多く手掛けている。特にクセナキスからは優れた解釈者として厚い信頼を得ている。
 これまでに、グルベンキアン管弦楽団の音楽監督、ロレーヌ国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を歴任し、ノールト・ネーデルラント交響楽団では首席指揮者を経て、現在は名誉指揮者を務める。また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、フェニーチェ歌劇場管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、トリノRAI交響楽団、NHK交響楽団等のオーケストラを指揮し、ルツェルンやザルツブルクをはじめとする著名音楽祭にも登場している。
 2008年よりブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者および芸術監督を務め、2015年に名誉指揮者となる。パリのシテ・ド・ラ・ムジークでは各シーズン3公演ずつ登場し、ベルリン、ロンドン、ウィーン、アムステルダム、ロッテルダム、ザルツブルク等各地へのツアーも行った。
 さらにオペラの分野では、パリ、ジュネーヴ、チューリッヒ、コペンハーゲン、リスボン、ローマ、モントリオール、ジェノヴァ、ボリショイなど、世界各地の歌劇場に登場している。トロントのカナディアン・オペラ・カンパニーに定期的に招かれており、《ローエングリン》、《蝶々夫人》、《カルメン》、《放蕩児の遍歴》等を指揮している。
 作曲家としての活躍も目覚ましく、ブザンソン音楽祭で『Prélude à la légende』、パリのシテ・ドゥ・ラ・ムジークで『Le livre de Job』が初演され、ヴァイオリン協奏曲はブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団との共演で披露された。2019年、ゴーティエ・カプソンによってチェロ協奏曲が初演された。また2016年には、リヨン歌劇場から委嘱されたレジス・ドゥブレの台本によるオペラ《ベンジャミン – ラスト・ナイト》を作曲した。
 執筆活動もさかんで、『De la musique avant toute chose(何をおいても音楽を)』(2008年)、『L'homme sauvage(未開人)』(2013年)のほか、自身の人生と音楽の結びつきを記した『Ma rhapsodie(私のラプソディ)』(2016年)を出版した。
 若い音楽家のために、国際的なユース・オーケストラの指揮活動も行っている。1985~89年オーケストラ・デ・ジュンヌ・ケベックの芸術監督を務め、1984年に設立された地中海のオーケストラ・デ・ジュンヌ・メディテラネでは12年間にわたって芸術監督を務めた。また、ヒルフェルスム、リスボンのグルベンキアン財団、パリ、ブリュッセル、ストックホルム等の音楽院でマスタークラスを行い、後進の指導にあたっている。1984~91年トロント大学音楽学部教授、1993~2001年デンマーク王立音楽院教授を務めた。
 CDは、エラートとリランクスより、ベートーヴェンからオネゲル、ワーグナーからクセナキスまで幅広いレパートリーをリリースしている。ピアニストのカトリーヌ・コラールと録音したシューマンのピアノ協奏曲は評判を呼び、スイス・ロマンド放送からベスト・パフォーマンスの1枚と認められている。ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団との録音は数多く、当団のレーベルからリリースした「ストラヴィンスキー:春の祭典&ナイチンゲール」は2013年グラモフォン賞を受賞。また、「ドビュッシー:交響詩『海』、牧神の午後への前奏曲、夜想曲」および「ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』、スラヴ舞曲集第1集」はクラシカ誌とラジオ・フランスでトップにランクインした。

コンサート情報

日時・会場 コンサート名・お問い合わせ
2021/7/16(金)19:00
2021/7/17(土)15:00
フェスティバルホール