シュテファン・ヴラダー Stefan Vladar

Stefan Vladar

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プロフィール

 ウィーン生まれ。オーストリアを代表する音楽家として、世界各地で指揮者およびピアニストとして活動を行っている。
 2019/20シーズンよりリューベック歌劇場の音楽監督を務め、オペラとオーケストラ・コンサートの双方を指揮している。マーラーの交響曲第2番を披露したオープニング・コンサートは北ドイツ放送で放映され、その他の公演ではミッシャ・マイスキーやアンゲリカ・キルヒシュラーガーをソリストに招いた。オペラでは、ドヴォルザーク《ルサルカ》、ヴェルディ《シモン・ボッカネグラ》および《椿姫》(リバイバル)、フンパーディンク 《ヘンゼルとグレーテル》を指揮した。このほか、香港フィルハーモニー管弦楽団、ノーヴァヤ・ロシア国立交響楽団、ロシア国立交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団等のオーケストラに客演している。
 2008年から2018年まで、ウィーン室内管弦楽団の首席指揮者および芸術監督を務め、国内外で数多くのツアーを行った。
 ピアニストとしてはこれまでに、クラウディオ・アバド、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ウラディーミル・フェドセーエフ、サー・ネヴィル・マリナー、クリスティアン・ティーレマン、クリストファー・ホグウッド、ルイ・ラングレ、ユーディ・メニューイン、サー・サイモン・ラトル、小澤征爾等の指揮者と、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、アカデミー室内管弦楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、シカゴ交響楽団等と、日本ではNHK交響楽団、東京都交響楽団等のオーケストラと共演している。ザルツブルクやラインガウをはじめ著名音楽祭にも数多く出演。室内楽では、ボー・スコウフス、ダニエル・オッテンザマー、クレメンス・ハーゲン等と共演を重ねている。
 指揮者としては、ウィーン交響楽団、カメラータ・ザルツブルク、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、バンベルク交響楽団、チャイコフスキー記念交響楽団、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団、ハンガリー放送交響楽団、DR放送交響楽団、バーゼル室内管弦楽団、ケルン室内管弦楽団、プラハ室内管弦楽団、チューリッヒ室内管弦楽団等のオーケストラを指揮している。また、ヴィクトリア・ムローヴァ、ジャニーヌ・ヤンセン、ツィモン・バルト、ハインリヒ・シフ、イザベル・ファン・クーレン、ジュリアン・ラクリン、イアン・ボストリッジ、ヨハン・ボタ、ヨナス・カウフマン、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、トーマス・クヴァストホフ、ラモン・ヴァルガス、プリティー・イェンド等のソリストと共演している。
 CDはハルモニア・ムンディやソニー・クラシカル等のレーベルから30枚以上をリリースしている。2015年からカプリッチョ・レーベルとレコーディングを行っており、「ラヴェル:ピアノ作品集」、「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集/ヴァイオリン協奏曲/三重協奏曲(4枚組)」(ヴァイオリン:イザベル・ファン・クーレン、チェロ:ユリアン・シュテッケル、ピアノ&指揮:シュテファン・ヴラダー、ウィーン室内管弦楽団)をリリース。2017年にリリースしたボー・スコウフスとのシューベルトの三大歌曲集も好評を得る。
 ウィーン生まれ。ウィーン国立音楽大学でハンス・ペーターマンデルに師事。1985年ベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで優勝し、一躍脚光を浴びた。現在、ウィーン国立音楽大学ピアノ科教授を務める。