オリ・ムストネン Olli Mustonen

Olli Mustonen_4(c)Outi Montosen

次回来日

2018年2月

プロフィール

 ラフマニノフ、ブゾーニ、エネスクといった偉大な作曲家の伝統を継ぎ、作曲家、ピアニスト、指揮者として非凡な才能を持つ、今日の音楽界において特異な存在である。ヘルシンキで生まれ、5歳よりピアノ、ハープシコード、作曲を学ぶ。最初にラルフ・ゴトーニに、その後ピアノをエーロ・ヘイノネンに、作曲をエイノユハニ・ラウタヴァーラに師事。
 ソリストとしてこれまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団等の著名オーケストラと、ウラディーミル・アシュケナージ、ダニエル・バレンボイム、ヘルベルト・ブロムシュテット、ピエール・ブーレーズ、チョン・ミョンフン、シャルル・デュトワ、クリストフ・エッシェンバッハ、ニコラス・アーノンクール、クルト・マズア、ケント・ナガノ、サカリ・オラモ、エサ=ペッカ・サロネン、ユッカ=ペッカ・サラステ、パーヴォ・ヤルヴィ等の指揮者と共演している。
 世界各地でリサイタルを行い、近年は、ワルシャワのショパン協会、ペルミでのディアギレフ音楽祭、マリインスキー劇場、ウィグモア・ホール、ブリュッセルのフラジェー、ボンのベートーヴェンハウス、ドレスデン音楽祭、ミラノ音楽院のヴェルディ・ホール、シカゴのシンフォニー・センター、ニューヨークのザンケル・ホール、シドニーのオペラ・ハウス等に登場している。
 輝かしい音楽家との交流を持ち、ロディオン・シチェドリンからピアノ協奏曲第5番を献呈され、シチェドリンの70歳、75歳、80歳を祝うバースデーコンサートに招待された。2013年には、ストックホルムのバルト海音楽祭でヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団とスクリャービンのピアノ協奏曲第4番を共演した。また2011年、ゲルギエフに招かれモスクワ・イースター音楽祭に登場し、その演奏はモスクワ全土に放映された。2014年には、ソチで開催された国際冬季芸術祭のガラ・コンサートおよび閉会式で、ユーリ・バシュメット指揮モスクワ・ソロイスツ室内オーケストラと共演した。
 プロコフィエフの解釈には定評があり、最近はハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団と共にピアノ協奏曲全曲を録音した。今シーズンは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とピアノ協奏曲第2番を共演する。度々ピアノ・ソナタの連続演奏会を開催しており、近年はヘルシンキのミュージック・センター、アムステルダム・ムジークヘボウ、ヘルシンボリ・ピアノ・フェスティバル、シンガポール・ピアノ・フェスティバル、リール・ピアノ・フェスティバルのほか、ベルギーとオランダのツアーでも披露する。
 自身が作曲した作品を各地で指揮しており、2012年に交響曲第1番《Tuuri》をタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団と、2014年に交響曲第2番《Johannes Angelos》をヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団と初演した。2014年にはメルボルン交響楽団と《ヴァイオリンとオーケストラのためのソナタ》を、翌年にはオーストラリア室内管弦楽団と《チェロとオーケストラのためのソナタ》を初演し、各地で再演されている。
 指揮者としてこれまでに、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、ワイマール国立歌劇場管弦楽団、ケルンWDR交響楽団、カメラータ・ザルツブルク、スコティッシュ・チェンバー・オーケストラ、トスカーナ管弦楽団、カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、NHK交響楽団、クイーンズランド交響楽団、西オーストラリア交響楽団のほか、フィンランドの主要オーケストラを指揮している。また、アトランタ交響楽団、新ロシア交響楽団、エルサレム交響楽団、リガ・シンフォニエッタ、エストニア国立交響楽団、ノーザン・シンフォニアでは、指揮者、作曲家、ソリストの三役を務めた。今シーズンは、ボローニャ歌劇場管弦楽団、ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団等で三役として登場する。
 室内楽では、2015年に四重奏団(オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノ)でドイツ・ツアーを行い、自身の作品をシュパヌンゲン音楽祭とストックホルム現代音楽祭で初演した。またペッカ・クーシストやスティーヴン・イッサーリスとも演奏し、両者ともムストネンの作品の初演を手掛けている。イッサーリスとは、今シーズンはイギリス・ツアーを行う。
 録音の分野でも総じて幅広く、デッカからリリースされた「ショスタコーヴィチ&アルカン:前奏曲集」はエディソン賞とグラモフォン賞の最優秀器楽録音賞を受賞した。2002年よりオンディーヌと契約を結び、近年は、「レスピ―ギ:ミクソリディア旋法の協奏曲」(サカリ・オラモ指揮フィンランド放送交響楽団)、「スクリャービン: 12の練習曲、前奏曲、ピアノ・ソナタ第10番、炎に向かって」等をリリース。2014年には、スティーヴン・イッサーリスとの共演で「マルティヌー:チェロ・ソナタ第1~3番、シベリウス:マリンコニア、ムストネン:チェロ・ソナタ」をリリースし、好評を博す。

コンサート情報

日時・会場 コンサート名・お問い合わせ
2018/2/10(土)14:00
すみだトリフォニーホール
オリ・ムストネン ピアノ・リサイタル
パシフィック・コンサート・マネジメント
TEL: 03-3552-3831
※6月5日(月)一般発売
2018/2/16(金)19:00
京都コンサートホール
京都市交響楽団
TEL: 075-711-3231

ディスコグラフィー

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集
ムストネン_プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 op.26/ピアノ協奏曲 第1番 変ニ長調 op.10/ピアノ協奏曲 第4番 変ロ長調「左手のための」op.53

オッリ・ムストネン(ピアノ)
ハンヌ・リントゥ指揮
フィンランド放送交響楽団

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スクリャービン:ピアノ作品集
ムストネン_スクリャービン:ピアノ作品集
スクリャービン:12の練習曲 op.8/6つの前奏曲 op.13/5つの前奏曲 op.16/ピアノ・ソナタ 第10番 op.70/詩曲『炎に向かって』 op.72

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