オリ・ムストネン Olli Mustonen

1_OlliMustonen(c)Outi Tormala

次回来日

2018年2月

プロフィール

 ラフマニノフ、ブゾーニ、エネスクといった偉大な作曲家の伝統を継ぎ、作曲家、ピアニスト、指揮者として非凡な才能を持つ、今日の音楽界において特異な存在である。一人三役での公演も多く、その音楽性は高く評価されている。
 およそ35年にわたるキャリアにおいて、自身の非凡なる音楽的見識を発揮し、これまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団等の著名オーケストラと、ウラディーミル・アシュケナージ、ダニエル・バレンボイム、ヘルベルト・ブロムシュテット、ピエール・ブーレーズ、チョン・ミョンフン、シャルル・デュトワ、クリストフ・エッシェンバッハ、ニコラス・アーノンクール、クルト・マズア、ケント・ナガノ、サカリ・オラモ、エサ=ペッカ・サロネン、ユッカ=ペッカ・サラステ、パーヴォ・ヤルヴィ等の指揮者と共演している。
 近年は自身が作曲した作品を各地で指揮しており、2012年に交響曲第1番《Tuuri》をタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団と、2014年に交響曲第2番《Johannes Angelos》をヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団と初演した。2014年にはペッカ・クーシストとメルボルン交響楽団とで《ヴァイオリンとオーケストラのためのソナタ》を、翌年にはオーストラリア室内管弦楽団と《チェロとオーケストラのためのソナタ》を初演し、その後も各地で再演されている。
 室内楽では、2015年に四重奏団(オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノ)でドイツ・ツアーを行ったほか、自身が作曲したピアノ五重奏曲をシュパヌンゲン音楽祭で初演し、ストックホルム現代音楽祭やアムステルダム・コンセルトヘボウ等の各地で再演した。2017年ダヴォス音楽祭のコンポーザー・イン・レジデンスを務めている。
 指揮者としてこれまでに、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、ケルンWDR交響楽団、カメラータ・ザルツブルク、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、NHK交響楽団、クイーンズランド交響楽団のほか、フィンランドの主要オーケストラを指揮している。また、2017年にはモスクワで開催された国際音楽祭「オペラ・アプリオリ」で2つのオペラ作品を指揮した。弾き振りではこれまでに、ロイヤル・ノーザン・シンフォニア、エルサレム交響楽団、アトランタ交響楽団、新ロシア国立交響楽団、エストニア国立交響楽団、リガ・シンフォニエッタ、、ルツェルン交響楽団等と共演している。
 輝かしい音楽家との交流を持ち、ロディオン・シチェドリンからピアノ協奏曲第5番を献呈され、シチェドリンの70歳、75歳、80歳を祝うバースデーコンサートに招待された。またヴァレリー・ゲルギエフとは幾度も共演を重ね、これまでにマリインスキー劇場管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団等と演奏している。2011年にはモスクワ・イースター音楽祭に招かれ、その演奏はモスクワ全土に放映された。2014年には、ソチで開催された国際冬季芸術祭のガラ・コンサートおよび閉会式で、ユーリ・バシュメット指揮モスクワ・ソロイスツ室内オーケストラと共演した。
 世界各地でリサイタルを行い、近年は、ワルシャワのショパン協会、ペルミでのディアギレフ音楽祭、マリインスキー劇場、ウィグモア・ホール、ブリュッセルのフラジェー、ボンのベートーヴェンハウス、ドレスデン音楽祭、ミラノ音楽院のヴェルディ・ホール、シカゴのシンフォニー・センター、ニューヨークのザンケル・ホール、シドニーのオペラ・ハウス等に登場している。スティーヴン・イッサーリスとは30年以上にわたり共演を続け、2014年にはBISレーベルよりマルティヌーとシベリウス、そしてムストネンの作品をリリースしている。
 プロコフィエフの解釈には定評があり、最近はハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団と共にピアノ協奏曲全曲を録音し、オンディーヌよりリリースされている。また、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とはピアノ協奏曲第2番を共演した。度々ピアノ・ソナタの連続演奏会を開催しており、2017/18シーズンはメキシコのセルバンティーノ国際音楽祭で演奏する。
 ベートーヴェンも重要なレパートリーの一つであり、協奏曲全曲を2010年から2012年にかけてメルボルン交響楽団と共演した。同じくバルトークも、2012年にBBCスコティッシュ交響楽団と協奏曲全曲を演奏した。
 加えて録音では、1997年にリリースしたロンドン・デッカからの『ショスタコーヴィチ&アルカン:前奏曲集』はエディソン賞とグラモフォン賞を受賞した。オンディーヌからはほかに、『レスピーギ:ミクソリディア旋法の協奏曲/ローマの噴水』(サカリ・オラモ指揮フィンランド放送交響楽団)をリリースしている。
 ヘルシンキ生まれ。5歳よりピアノ、ハープシコード、作曲を学ぶ。最初にラルフ・ゴトーニに、その後ピアノをエーロ・ヘイノネンに、作曲をエイノユハニ・ラウタヴァーラに師事した。

コンサート情報

日時・会場 コンサート名・お問い合わせ
2018/2/10(土)14:00
すみだトリフォニーホール
オリ・ムストネン ピアノ・リサイタル
パシフィック・コンサート・マネジメント
TEL: 03-3552-3831
2018/2/16(金)19:00
京都コンサートホール
京都市交響楽団
TEL: 075-711-3231

ディスコグラフィー

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2集
ムストネン_プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集2
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 op.16/ピアノ協奏曲 第5番 ト長調 op.55

オッリ・ムストネン(ピアノ)
ハンヌ・リントゥ指揮
フィンランド放送交響楽団

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プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集第1集
ムストネン_プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 op.26/ピアノ協奏曲 第1番 変ニ長調 op.10/ピアノ協奏曲 第4番 変ロ長調「左手のための」op.53

オッリ・ムストネン(ピアノ)
ハンヌ・リントゥ指揮
フィンランド放送交響楽団

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スクリャービン:ピアノ作品集
ムストネン_スクリャービン:ピアノ作品集
スクリャービン:12の練習曲 op.8/6つの前奏曲 op.13/5つの前奏曲 op.16/ピアノ・ソナタ 第10番 op.70/詩曲『炎に向かって』 op.72

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