アンドレイ・イオニーツァ Andrei Ioniță

Andrei Ionita_1(c)Nikolaj Lund

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プロフィール

 2015年チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、一躍注目を集める。このほか、2013年アラム・ハチャトゥリアン国際チェロ・コンクールで優勝、2014年ミュンヘン国際音楽コンクールおよびエマニュエル・フォイアマン国際チェロ・コンクールで第2位入賞など、多数のコンクールで優秀な成績を収める。2016-2018年BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選出され、ハンブルク交響楽団の2019/20シーズンにおけるアーティスト・イン・レジデンスを務める。
 2019/20シーズンは、多くのオーケストラへデビューが予定されており、ゲルゲイ・マダラシュ指揮フィルハーモニア管弦楽団、エレナ・シュワルツ指揮デトロイト交響楽団、クシシュトフ・ペンデレツキ指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、マルタ・ガルドリンスカ指揮ボーンマス交響楽団、クリスティアン・バスケス指揮トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団と共演する。また、クリスティアン・マチェラル指揮ベルギー国立管弦楽団、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団、イオン・マリン指揮サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、ワード・ステア指揮ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団と再共演する。
 近年のハイライトは、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団、オメール・メイア・ヴェルバーおよびヨン・ストルゴールズ指揮BBCフィルハーモニック、クリスチャン・クルクセン指揮デンマーク国立交響楽団、カール=ハインツ・シュテフェンス指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、カーセ・スカリョーネ指揮サンディエゴ交響楽団、シルヴァン・カンブルラン指揮読売日本交響楽団、アイナルス・ルビキス指揮BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団等との共演がある。
 これまでにリサイタルを、カーネギー・ホール、ウィグモア・ホール、ベルリン・コンツェルトハウス、ハンブルク・エルプフィルハーモニー、チューリッヒ・トーンハレ、LACルガーノ文化センター、オーディトリ・デ・バルセロナ等で開催している。また、メクレンブルク=フォアポンメルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、ヴェルビエ、マルタ・アルゲリッチをはじめとする主要音楽祭に出演している。室内楽では今後、スティーヴン・ハフ、セドリック・ティベルギアン、キアン・ソルタニらと共に、ウィグモア・ホールやピエール・ブーレーズ・ザールに登場する。オーキッド・クラシックスからのデビュー・アルバム『無伴奏チェロのための作品集』では、バッハとコダーイのほか、ブレット・ディーンの作品を世界初録音した。このアルバムは、グラモフォン誌で「卓越した才能、豊かなイマジネーション、そして現代の音楽への深い献身を示すチェリスト」と絶賛された。
 1994年、ルーマニアのブカレスト生まれ。5歳からピアノを学び、その3年後よりチェロを始める。ブカレストのサヴァ音楽学校でアニ=マリエ・パラディに師事した後、ベルリン芸術大学でイェンス=ペーター・マインツのもとで研鑽を積んでいる。使用楽器は、ドイツ音楽財団貸与のジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェリ(1671年製)。

ディスコグラフィー

無伴奏チェロのための作品集
イオニーツァ_Oblique Strategies
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
ブレット・ディーン:11のオブリーク・ストラテジーズ(世界初録音)
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ op.8

[Orchid Classics]
ブラームス:クラリネット・ソナタ&三重奏曲
イオニーツァ_ブラームス:トリオ
ブラームス:
クラリネット・ソナタ 第1番ヘ短調 op.120-1&第2番 変ホ長調 op.120-2
クラリネット三重奏曲 イ短調 op.114

パブロ・バラガン(クラリネット)
フアン・ペレス・フロリスタン(ピアノ)
アンドレイ・イオニーツァ(チェロ)

[IBS classical]