ニキータ・ボリソグレブスキー Nikita Boriso-Glebsky

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プロフィール

「天才的なテクニックと確固たる芸術観を持った驚異的な演奏家である」
――ウィークエンド・スペシャル

 2007年チャイコフスキー国際コンクールで第2位入賞と同時に5つの特別賞に輝き、一躍注目を浴びる。2010年シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールおよびクライスラー国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、フィンランド放送交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ラハティ交響楽団、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団、クオピオ交響楽団をはじめとするフィンランドの主要オーケストラと共演を重ねている。2022/23シーズンよりウィーン・コンツェルトハウスのアーティスト・イン・レジデンスを務め、ニコライ・ルガンスキー、ナレク・アフナジャリャン、マキシム・リザノフ等との共演や、室内楽の定期演奏会ではナレク・アフナジャリャン&ゲオルギー・チャイゼとのトリオで登場している。ウィーンのほか、グラーツやリンツでも度々演奏している。
 これまでに、サカリ・オラモ、ヴァシリー・シナイスキー、ディーマ・スロボデニューク、スタニスラフ・コチャノフスキー、クラウス・マケラ等の指揮者のほか、アレクサンドル・クニャーゼフや藤田真央等とも共演している。
 2023/24シーズンのハイライトは、ニューヨークでカーネギー・ホールとフィッシャー・センターへデビューし、バルセロナ交響楽団、ウィーン室内管弦楽団、イスタンブール国立交響楽団、テネリフェ交響楽団等と共演する。2023年秋にはゲオルギー・チャイゼとの中国ツアーで上海オリエンタル・アート・センターを含む9公演に出演する。
 2019年にリエージュ・フィルハーモニー管弦楽団と初録音した、イザイのヴァイオリン協奏曲断章が収録されたアルバムBOX『イザイへのトリビュート』がディアパソン・ドール賞を獲得した。この録音プロジェクトには他に、ルノー・カプソン、アンリ・ドゥマルケット、パヴェル・コレスニコフ、ステファヌ・ドゥネーヴ等が名を連ねている。
 20世紀の作曲家を含む幅広いレパートリーを持ち、ロディオン・シチェドリン、アレクサンドル・チャイコフスキー、クズマ・ボドロフ等の近現代作品を多数披露している。
 1985年、ロシアのヴォルゴドンスク生まれ。モスクワ音楽院でドゥアルド・グラチとタチヤーナ・ベルクリに師事。その後、エリザベート王妃音楽大学でオーギュスタン・デュメイから、クロンベルク・アカデミーでアナ・チュマチェンコから薫陶を受ける。
 使用楽器は、2020年マルティン・シュヴァルプ製作のヴァイオリン(1744年製グァルネリ・デル・ジェス「オレ・ブル」をモデルに製作)。