マリナ・シシュ Marina Chiche

Marina Chiche_top(c)Marco Borggreve

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プロフィール

 南ドイツ新聞に「世界に通ずる一流のヴァイオリニスト」と称され、各国から注目を集めるアーティストである。2004年と2005年にヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジーク賞の「フレンチ・インストゥルメンタル・レヴィレーション」にノミネートされたのをきっかけに、ラジオやテレビに頻繁に出演するようになった。
 これまでに、シンフォニア・ヴァルソヴィア、パリ室内管弦楽団、リール国立管弦楽団、ピカルディ管弦楽団、バーデン=バーデン・フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢等と、また、ジョン・ネルソン、フレデリック・ロデオン、ジャック・メルシエ、ユーリ・バシュメット、アリー・ファン・ベークフィリップ・ベンダー、エドモン・コロメル、フェイカル・カーロイ等の指揮者と共演している。
 室内楽奏者としても、ジョゼフ・シルヴァースタイン、オーギュスタン・ デュメイ、ルノー・カプソン、ピエール・ロラン・エマール、ウラディーミル・メンデルスゾーン、グスタフ・リヴィニウス、ボリス・ベレゾフスキー等と共演するなど、多方面で活躍している。
 各地のコンサートホールでは、パリのシャンゼリゼ劇場およびシャトレ座、ミュンヘンのガスタイク、ブカレストのアテネ音楽堂、中国国家大劇院、東京の日経ホール等に登場しているほか、パルヌ音楽祭、モナコ春の芸術祭、カンヌMIDEM、マントン音楽祭、北京音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン等の音楽祭に出演している。
 CDは、イントラーダより「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集」(ピアノ:ヴァハン・マルディロシアン)をリリースしているほか、トランザートよりリリースされたエリック・タンギの室内楽作品集にも参加し、高く評価されている。最新盤には、イントラーダからJ.S.バッハなどの無伴奏作品を収録したCDがリリースされている。
 南仏マルセイユ生まれ。マルセイユ音楽院でオイストラフの直弟子ジャン・テメルギアンに師事した後、パリ国立高等音楽院で学び、ヴァイオリン、室内楽、アナリーゼ、美学でそれぞれ一等賞を得て卒業。その後、ウィーンでボリス・クシュナーに、ミュンヘンでアナ・チュマチェンコに師事し、ベルリン芸術大学で古楽の修士を取得。また、ジャン・テル=メルゲリアン、ピエール・ロラン・エマール、クルターグ・ジェルジュ、ラドシュ・フェレンツにも学んだ。2013年より、トロッシンゲン音楽大学の教授を務めている。
 使用楽器はジュゼッペ・ガリアーノ(1762年製)。

ディスコグラフィー

Post-scriptum
シシュ_Post-scriptum
クライスラー:美しきロスマリン
クロール: バンジョーとフィドル
メンデルスゾーン:歌の翼に op.34-2
モシュコフスキ:ギター op.45-2
ラフマニノフ:ひなぎく op.38-3
コルンゴルト:庭園の場
クライスラー:中国の太鼓 op.3
ゴドフスキー:「トリアコンタメロン」より 懐かしきウィーン
アクロン:ヘブライの旋律 op.33
フォスター:金髪のジェニー
クライスラー:愛の喜び
パラディス:シシリエンヌ
クライスラー:シンコペーション
フォーレ:ロマンス op.28
シューマン:予言の鳥 op.82-7
ドビュッシー:美しき夕暮れ
サラサーテ:序奏とタランテラ op.43
クライスラー:愛の悲しみ

マリナ・シシュ(ヴァイオリン)
オーレリアン・ポンティエ(ピアノ)

[NoMadMusic]
無伴奏ヴァイオリン作品集
422_480x474[1]
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ホ短調 作品27-4
ベッファ:バッハを読んだ後で~無伴奏ヴァイオリンのための
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 作品115
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004

[Intrada]
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
421_480x477[1]
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
 第1番 ト長調『雨の歌』op.78
 第2番 イ長調 op.100
 第3番 ニ短調 op.108
ブラームス:ソナタ<F.A.E.>より 第3楽章「スケルツォ」

マリナ・シシュ(ヴァイオリン)
ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ)

[Intrada]