ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ Umberto Benedetti Michelangeli

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プロフィール

 ウンベルト・ベネデッティ=ミケランジェリは、幼少の頃から、優れた教師であった叔母から音楽の手ほどきを受け、やがて、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院に進み、コンター、ベッティネッリ、グェセッラに学んだ後、フランコ・フェラーラの下で指揮を専攻した。
 その頃から、彼は定期的にイタリアの主要な室内アンサンブルを指揮するほか、ドイツ、スイス、フランス、オーストリア、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、ベルギー、イスラエル、ハンガリー、スペインと多くの由緒あるオーケストラに招かれた。
 近年、ウンベルト・ベネデッティ=ミケランジェリは-より広い領域での活動を期待されているが- 古典派とフランスもののレパートリーに傾倒していて、主として彼の好む作品を最高に表現できるコンサートやオーケストラを選んで指揮している。
 この点からいうと、1984年から首席指揮者を務めるマントゥア室内管弦楽団との共同作業は目覚しく、1997年には、イタリア音楽批評家協会からフランコ・アビアッティ賞を贈られた。また加えて、彼らは国外の演奏旅行でも最大の賛辞を浴びた。特筆すべきは、1996年にフェルトキルヒで開かれたシューベルティアーデ(シューベルト生誕200年祭)でザルツブルグ・カメラータ・アカデミカとともに行ったコンサート・シリーズである。
彼が首席客演指揮者を務めるバーゼル室内管弦楽団とのよい関係は、人間的と音楽的な両面からのものである。
 2004年4月、ウンベルト・ベネデッティ=ミケランジェリは、マントゥア室内管弦楽団とベートーヴェン・シリーズを演奏した。このシリーズは交響曲や協奏曲はだけでなく、<ボン生まれの楽聖>の管弦楽と合唱のための作品も含んでいた。最新の透徹した歴史的批判から得た霊感による革新的な解釈は、結果として、聴衆と批評家双方から熱い共感の喝采を浴びた。
 BMG-リコルディ社から、最近、彼の編曲によるクロード・ドビュッシーの《叙情的散文》の管弦楽版が出版された。