李心草 リ・シンサオ Li Xincao

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プロフィール

 1993年、22歳の時に中国全国指揮者コンクールで第1位を獲得。1997年、第45回ブザンソン国際指揮者コンクールで第2位となり、2000年、チャイナ・ユース・デイリー紙の「21世紀の中国に最も影響力を与えた100人」に選出された。
 1971年、中国河北省生まれ。中央音楽院とウィーン国立音楽大学で学び、20歳ですでに旧中国中央楽団、上海交響楽団、北京京劇院等、中国の主要なオーケストラを指揮した。
 これまでに、ウィーン交響楽団、リール国立管弦楽団、ブザンソン歌劇場、コペンハーゲン・フィルハーモニック管弦楽団、日本では東京都交響楽団、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、神奈川フィルハーモニー交響楽団を指揮している。近年ではオペラも多く手掛けており、「フィガロの結婚」「サロメ」「アイーダ」「ランメルモールのルチア」等、30作品以上の幅広いレパートリーを持つ。
 1999年より中国国家交響楽団と共に世界ツアーを行っており、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ニューヨークのリンカーン・センター、シドニーのオペラ・ハウス、サントリーホール等に登場している。ニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙では、「エネルギッシュで、西洋のスタイルを持ちながら、フレージングと表現に説得力を持つ指揮者である。」「驚くべき適応性を持つ指揮者で、聴衆の注目を一身に集めた。」と極めて高い評価を獲得。また、ムスティスラフ・ロストロポーヴォチとの共演の直後に、「リは、本当に才能溢れるマエストロだ」と賛美された。2007年、温家宝と共に「中国・ロシア文化年」に出席し指揮するなど、アジアを代表する音楽家として活躍の場を広げている。2008年には、中国のオペラ「ムーラン」をウィーン交響楽団と共に初演し、大成功を収めた。
 現在、中国国家交響楽団およびプサン・フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者を務めており、中央音楽院の指揮科でも教授として後進の指導にあたっている。
 日本にはアジア・オーケストラ・ウィークでも度々訪れており、2002年に中国国家交響楽団を、2007年に昆明交響楽団を率いて来日し、いずれも高い評価を得た。