トーマス・ザンデルリンク Thomas Sanderling

Thomas Sanderling1

次回来日

2017年6月

プロフィール

 父であるクルト・ザンデルリンクが、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団の指揮者であったため、ザンデルリンク家の長男としてサンクトペテルブルグで育つ。レニングラード音楽院卒業後、東ベルリン音楽院で指揮法を学ぶ。弱冠24歳で、ハレ州立歌劇場の音楽監督に就任。若くして、ドレスデン・シュターツカペレやライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を指揮する。
 当時、トーマス・ザンデルリンクの演奏を聴き感銘を受けたショスタコーヴィチから、自らの交響曲第13番《バビ・ヤール》と第14番≪死者の歌≫のスコアを贈られ、ベルリンでの初演を果たした。これを機に、ショスタコーヴィチの最後のオーケストラ作品『ミケランジェロ組曲』をレコーディング。このCDがきっかけとなり、レナード・バーンスタインとヘルベルト・フォン・カラヤンのアシスタントを務めた。
 世界各国のオーケストラを指揮しており、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(NDR)、BBCスコティッシュ交響楽団、ウィーン交響楽団、ケルンWDR交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団、モントリオール交響楽団、デトロイト交響楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、ナショナル管弦楽団、ダラス交響楽団、ロイヤル・リバプール・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。2004年、プーチン大統領の元で創設されたロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任し、ショスタコーヴィチ夫人の招きにより、ショスタコーヴィチ・フェスティバルで彼の作品を初演した。2007年よりノヴォシビルスク・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務め、日本では、1992年から2000年まで大阪シンフォニカー(現大阪交響楽団)の音楽監督および首席指揮者、2014年より東京佼成ウインドオーケストラの首席客演指揮者を務めている。
 2006年9月にミュンヘンで開催されたショスタコーヴィチ・フェスティバルでは、マリス・ヤンソンス、ベルナルト・ハイティンクと並んで招待され、バイエルン放送交響楽団を指揮した。オペラ指揮者としても活躍しており、1978年から1983年までベルリン国立歌劇場常任客演指揮者として、モーツァルト、ベートーヴェン、ウェーバー、ワーグナー、ヴェルディ、スメタナ、ドヴォルザーク、プッチーニ、チャイコフスキー、リヒャルト・シュトラウス等を上演した。この成功を機に、ウィーン国立歌劇場にデビューし、「魔笛」、「フィガロの結婚」を指揮して絶賛された。このほか、フランクフルト歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ハンブルク国立歌劇場にも登場している。
 ソニー・クラシカル、オルフェオ、ナクソス、ドイツ・グラモフォン、アウディーテ、BIS等のレーベルより多数のCDをリリースしており、ショスタコーヴィチやマーラー、チャイコフスキー、タネーエフ、プロコフィエフ等の録音は高く評価されている。

コンサート情報

日時・会場 コンサート名・お問い合わせ
2017/6/10(土)14:00
東京芸術劇場
2017/6/11(日)14:00
石川県立音楽堂
コンサートホール
東京佼成ウインドオーケストラ
北陸中日新聞事業部 TEL: 076-233-4642

ディスコグラフィー

ミケランジェロ組曲(イタリア語版)、6つのロマンス、他
ザンデルリンク_ショスタコーヴィチ:ミケランジェロ組曲、他
ショスタコーヴィチ:6つのロマンス op.62a/アニー・ローリー(ショスタコーヴィチによる管弦楽版)(1944、世界初録音)/ミケランジェロの詩による組曲 op.145a(イタリア語歌唱)

ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)
トーマス・ザンデルリング指揮
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

[Ondine]
 
ウストヴォルスカヤ/シルヴェストロフ/カンチェリ:ピアノと管弦楽のための作品集
ザンデルリンク_ウストヴォルスカヤ/シルヴェストロフ/カンチェリ:ピアノと管弦楽のための作品集
ガリーナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006):ピアノ、弦楽オーケストラとティンパニのための協奏曲(1946)*
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):4つのポストリュード(2004)**
ギヤ・カンチェリ(1935-):弦楽オーケストラ、ピアノとパーカッションのための《SIO》(1998)**
シルヴェストロフ:賛歌 2001

*オリジナル版にて録音 **世界初録音

エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ)
ユルゲン・シュピチュカ(ティンパニ&パーカッション)
トーマス・ザンデルリンク指揮
シュトゥットガルト室内管弦楽団

[Grand Piano]