ヘンリク・シェーファー Henrik Schaefer

Henrik Schaefer

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プロフィール

 オペラおよびコンサートの双方において世界中で活躍を広げ、現在ストックホルムのフォルクオペラ歌劇場で音楽監督を務めている。2013年~2020年にはスウェーデンの名門イェーテボリ歌劇場の音楽監督を務め、2007年のデビュー以来、モーツァルトの《フィガロの結婚》&《魔笛》、R.シュトラウスの《ダフネ》、トマの《ハムレット》、プッチーニの《蝶々夫人》などを指揮。数々の革新的なプログラムを展開させ、クラシック音楽の入門編シリーズ “Kom som du är” (Come as you are) や、オペラの主題をテーマにしたシリーズ “360° Concerts” など、いずれも注目を集めた。また、ロマン派の知られざる作品を発掘し、コンサートやオペラの舞台で取り上げており、エルフリーダ・アンドレー、ヴィルヘルム・ステーンハンマル、ヨアヒム・ラフ、アウグスト・クルークハルトらによる作品の初録音も行った。
 2004年~2011年、広島交響楽団の首席客演指揮者を務めた。スウェーデンのヴェルムランド歌劇場では、ワーグナーの《パルシファル》の好演がきっかけとなり、2007年~2013年に首席指揮者を務めた。《ニーベルングの指環》全4作品上演では、広大な研究をもとに19世紀当時の楽器を用いて演奏し、その国際的な名声を高めた。
 これまでに、DR放送交響楽団、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団、アントワープ交響楽団等に客演し、オペラでは、ライプツィヒ歌劇場でモーツァルトの《フィガロの結婚》、香港歌劇院でワーグナーの《さまよえるオランダ人》、ウィーン・フォルクスオーパーでモーツァルトの《魔笛》、ストックホルムのフォルクオペラ歌劇場でマスネの《ドン・キショット》を指揮している。日本では、東京都交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団に客演している。2020年には、「全国共同制作オペラ」シリーズでヴェルディの《椿姫》を指揮し、白河、金沢(ともにオーケストラ・アンサンブル金沢)、東京(読売日本交響楽団)の3都市で上演され、高評を得た。
 フォルクヴァング芸術大学でヴィオラを学び、フライブルクではウルリヒ・コッホとキム・カシュカシャンに師事。1991年、22歳の時に最年少でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなる。在籍中には、カルロス・クライバー、セルジュ・チェリビダッケ、リッカルド・ムーティ、小澤征爾、ロリン・マゼール、ベルナルト・ハイティンクといった偉大な指揮者たちと演奏活動を行った。その傍ら、1994年~1998年にはライプツィヒ音楽大学でフォルカー・ローデのもと指揮を学び、2000年にクラウディオ・アバドの指名によりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のアシスタント・コンダクターとなる。その間、《トリスタンとイゾルデ》、《パルシファル》、《ファルスタッフ》のほか、マーラーやブルックナーの交響曲を指揮した。2003年にアバドがベルリン・フィルの芸術監督を退任したことをきっかけに、指揮者としての道を歩むことを決意し、その直後に指揮したライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団およびライプツィヒ・バレエ団との《春の祭典》は大きな成功を収めた。
 若手の音楽家や声楽家のサポートにも従事しており、オランダ国立オペラ・アカデミーやソウルの漢陽大学校でも指揮するほか、イェーテボリ大学修士課程ではオーケストラの芸術監督を務めている。