ヴォルフガング・ヴェンゲンロート Wolfgang Wengenroth

Wolfgang Wengenroth_1

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プロフィール

 オペラ、コンサート、バレエで幅広いレパートリーを持ち、国際的に活躍の場を広げている。ドイツ・ボン生まれ。グラーツ音楽大学とザールブリュッケン音楽大学で指揮法とピアノを学ぶ。
 デビュー以来、欧州・南米・アジアの各地で高い評価を得る。近年はデンマーク王立歌劇場で《魔笛》、スウェーデン王立歌劇場で《蝶々夫人》、マルメ歌劇場で《椿姫》、イェーテボリ歌劇場で《白鳥の湖》を指揮している。2019/20シーズンは、スウェーデン王立歌劇場、イェーテボリ歌劇場、テアトロ・コロンに再登場した。
 2002年、キリル・ペトレンコの指名を受けベルリン・コーミッシェ・オーパーのコレペティトールに就任。すぐに指揮者としての頭角を現し、指揮の機会を得るようになる。また、ペトレンコは彼をバイロイト音楽祭の《ニーベルングの指環》でアシスタント・コンダクターに指名した。このほか、ハンブルク州立歌劇場とルール・トリエンナーレでミヒャエル・ボーダーの、アン・デア・ウィーン劇場でベルトラン・ド・ビリーの、リヨン国立歌劇場でアレホ・ペレスのアシスタントを務めた。その後、ヒルデスハイム、ヴィースバーデン、マンハイムの各歌劇場でカペルマイスターを務め、ライプツィヒ、オルデンブルク、カールスルーエ・バーデンをはじめとする歌劇場に登場している。
 またドイツの主要オーケストラに客演し、これまでに、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ベルン交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、hr交響楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、ケルンテン交響楽団、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団等を指揮している。
 キャリアの初期の頃より近現代作品にも取り組んでおり、ベルク、メシアン、シュルホフ、ストラヴィンスキー、ヴァレーズ、ヴァイルらの作品をレパートリーとしている。シュトックハウゼンのオペラ《光》では、〈日曜日〉最終場面「Hoch-Zeiten」の初演をケルンWDR交響楽団と行った。ブエノス・アイレス・テアトロ・コロン管弦楽団とも定期的に近現代レパートリーを指揮している。
 2016年より、グラーツ音楽大学の教授を務める。