サラ・ルヴィオン Sarah Louvion

サラ・ルヴィオン Sarah Louvion

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プロフィール

 フランス北部に生まれ、レイモン・ギオ、フィリップ・ピエルロ、ヴァンサン・リュカに師事。パリ国立高等音楽院でアラン・マリオンとソフィー・シェリエに師事し、フルートと室内楽で最優秀賞を得て卒業。また、音楽以外にも、大学では数学と物理学も学んだ。
 その目覚ましい活躍のため、ヨーロッパのヤマハ財団、マイヤー財団、ソシエテ・ジェネラル財団、ナティクシス財団よりサポートを受けている。
 国際コンクールでも数多くの賞を獲得している。2001年、神戸国際フルートコンクールで第1位、同年のジュネーヴ国際コンクールで第3位、1999年ローマのシリンクス国際フルートコンクールで第2位を獲得。2011年には、パリのプロ・ムジクスにおいて、ソロ部門で国際賞を受賞した。
 様々な音楽祭でソリストとして高い評価を得ており、カンヌのMIDEM(世界最大規模の音楽見本市)やプラード音楽祭、ドイツのヴァイルブルク音楽祭等に出演している。コルマール国際音楽祭では、ギヨーム・コネッソンが作曲し彼女に献呈した「フルートとピアノのためのソナタ」の初演を果たした。
 ソロ活動の他、室内楽奏者としても活躍しており、特にピアニストのデルフィーヌ・バルダン(1997年クララ・ハスキル国際コンクール第1位)とは定期的に公演を行っている。また、日本、台湾、タイ、韓国、マレーシア、インドネシア、フィリピン、パキスタン、中国、香港、イスラエル等、様々な国に招かれている。
 2002年、フランクフルト歌劇場管弦楽団の首席フルート奏者に就任。そのほか、ヨーロッパのオーケストラにも定期的に客演している。
一方で、ヨーロッパとアジアを中心に後進の指導にもあたっており、日本では村松楽器が開催するマスタークラスも好評を博している。
 ファラオ・レーベルよりフランス作品集のデビューCDをリリース。ジョリヴェのフルート協奏曲、ルーセルとジョリヴェの五重奏曲、ボーザンのフルート協奏曲(ランパルに献呈)の初録音が収録されており、ディアパソン誌5つ星を獲得、ラジオ・フランスのミュジックスに選出されるなど、高い評価を得ている。
 これまでに、ソリストとして、フランクフルト歌劇場管弦楽団、リール国立管弦楽団、グルベンキアン管弦楽団、トゥールーズ国立室内管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、パドルー管弦楽団、アムステルダム室内管弦楽団、ドゥエー管弦楽団、東京アンサンブル、モスクワ室内管弦楽団と共演している。
 2014年には、ワルシャワの国際ショパン音楽祭でハープのグザヴィエ・ドゥ・メストレとモーツァルトの協奏曲を演奏したほか、日本ではフェスタサマーミューザKAWASAKI 2014で東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演し、高い評価を得た。今後の活動として、2015年は、ローザンヌ室内管弦楽団とのツアー(ローザンヌ、ジュネーヴのヴィクトリア・ホール、ラジオ・フランス・コンサートホール)や、ケルンテン交響楽団との共演のほか、室内楽のコンサートにも数多くの出演が予定されている。
 また、生まれた国であるフランスと育った国であるドイツを結び付けようと、フランス-ドイツのロマン派音楽を集めたCDの収録も控えている。

ディスコグラフィー

ジョリヴェ:フルート協奏曲
サラ・ルヴィオン Sarah Louvion
ジョリヴェ:フルート協奏曲 
ボーザン:フルート協奏曲 op.22
ジョリヴェ:リノスの歌 
ルーセル:セレナーデ op.30 
イベール:ソロ・フルートのための小品 

サラ・ルヴィオン(フルート)
リヴラドワ・フェスティヴァル・アンサンブル
アリエル・ツッカーマン(指揮)

[Farao Classics]