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2012年5月
プロフィール
数ある世界の同世代指揮者のなかでも、今最も注目に値する指揮者のひとりであるイオン・マリンは、1986年、母国ルーマニアから亡命し、オーストリア国籍を取得。現在、スイスのルガーノに居住している。
ルーマニア、ブカレストの名門ジョルジュ・エネスコ音楽院にて、作曲、指揮、ピアノを学んだ後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院およびシエナのキジアーナ音楽院で学ぶ。
イオン・マリンの最初の主要なポストは、1986~91年、クラウディオ・アバドの音楽監督時代、ウィーン国立歌劇場の常任指揮者に就任した事である。その間、モーツァルトからアルバン・ベルクに至る幅広いレパートリーのオペラを数多く指揮する。
1994年以来、オペラ指揮者として、世界的な活躍をする。ベルリン・ドイツ・オペラ、ハンブルク国立歌劇場、パリ・オペラ座、フェニーチェ歌劇場、ドレスデン国立歌劇場、チューリヒ歌劇場を含むほとんどすべての主要なオペラハウスで指揮し、最近では、ミラノ・スカラ座(マスネ/マノン)、サンフランシスコ・オペラ(プッチーニ/ラ・ロンディネ)、バイエルン国立歌劇場(マスネ/ウェルテル)に登場している。
イオン・マリンは、またシンフォニー指揮者としても確固たる名声を確立している。1990~94年、ロンドン交響楽団を集中的に指揮し、そのレコーディングでも、高い評価を受ける。また、ドレスデン・シュターツカペレには定期的に登場している。その他これまでに、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、モントリオール交響楽団、ベルリン放送交響楽団、国立パリ管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団を指揮する。とりわけ後期ロマン派および20世紀の作品を中心としたオーケストラ指揮者としての高い評価を確立している。
2006~07年のシーズンには、ロシア・ナショナル管弦楽団の首席客演指揮者に就任したほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー、ウィーン交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、フランス国立管弦楽団を指揮。欧米での仕事に加え、2007~08年シーズンには、NHK交響楽団、KBS交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団に登場。さらに、スウェーデン放送交響楽団、デンマーク国立交響楽団、ウィーン交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮する。
2010年6月には、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のワルトビューネ・コンサートを指揮し、翌年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会にも、再び登場することになっている。
イオン・マリンのCDは、ドイツ・グラモフォン、ロンドン・デッカ、ソニー、フィリップス、EMIよりリリースされており、数々の賞を受賞している。
ヴァルトビューネ2010~『愛の歌』
ヴァルトビューネ2010~『愛の夜』
イオン・マリン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ルネ・フレミング(ソプラノ)
[Euroarts]