コンサート情報

コンサート情報 >> 2012.3/1~ >> パウル・バドゥラ=スコダ ピアノ・リサイタル
フルトヴェングラー、ベーム、カラヤンが共演した巨匠ピアニストの証が今ここに!
パウル・バドゥラ=スコダ ピアノ・リサイタル
パウル・バドゥラ=スコダ ピアノ・リサイタル

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日時 2012年3月1日(木)18:30開場/19:00開演
会場 東京文化会館 小ホール
出演 パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
プログラム
≪オール・シューベルト・プログラム≫
All Schubert Programme

楽興の時 D780
6 Moments musicaux, D780

幻想曲 ハ長調 D760 「さすらい人幻想曲」
Fantasie C-Dur, D760, "Wanderer Fantasie"

6つのアッツェンブルック舞曲 D145, D365より
6 Atzenbrugger Tänze D145 und D365
 D145 Nr. 1, E-Dur / D145 Nr. 3, a-moll
 D365 Nr. 29, D-Dur / D145 Nr. 2, B-Dur
 D365 Nr. 30, A-Dur / D365 Nr. 31, C-Dur

ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
Sonate B-Dur, D960
料金 全席指定5,000円 学生券2,000円

主催:パシフィック・コンサート・マネジメント
後援:オーストリア大使館

※やむを得ない事情により、曲目等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
※就学前のお子様のご入場・ご同伴はご遠慮ください。

プロフィール

パウル・バドゥラ=スコダ Paul Badura-Skoda
 パウル・バドゥラ=スコダは1927年にウィーンで生まれた。彼の類い稀な音楽的才能はすぐに頭角を現し、さらに伸びていった。戦時中のエドウィン・フィッシャー、ハンス・クナッパーツブッシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーのコンサートでの忘れ得ぬ演奏が、バドゥラ=スコダの音楽家になろうという意志をさらに強めた。彼がその演奏で感銘を受けたのは、素晴らしい解釈もそうだが、それ以上に、その音楽の持つ倫理的な力の存在であり、それは今日でも彼が重要視している要素である。
 1945年、バドゥラ=スコダはウィーン音楽学校に入学。その僅か2年後、オーストリア音楽コンクールで優勝し、注目を集めた。ルツェルンでのエドウィン・フィッシャーのマスタークラスの奨学金がその賞品であったが、これがバドゥラ=スコダの音楽家としての将来の基盤となった。
 数年後、彼はフィッシャーのアシスタントとなり、フィッシャーの死後、ウィーンやザルツブルク、エディンバラ、シエナでマスタークラスの伝統を引き継いでいった。今日でも、彼は若い音楽家との身近な交流を保っている。主要なピアノ・コンクールの審査員を数多く務め、自分の貴重な時間と情熱を若い音楽家の育成に捧げ、熱心にアドヴァイスをしている。彼が音楽について、熱く、そして、あの柔らかいウィーン風の声で語るのを聞いたことがある人は、それを決して忘れることはないであろう。
 1949年、ウィルヘルム・フルトヴェングラーとヘルベルト・フォン・カラヤンが、バドゥラ=スコダの並外れた才能に注目し、彼をコンサートに招くと、まさに一夜にして、この若いウィーン生まれのピアニストは世界的な大ピアニストとなった。ザルツブルク・フェスティバルに衝撃的なデビューを果たし、また、1953年のニューヨークでの初のコンサートは、たちまち、全席売切となった。それまでには前例のなかったことである。同じようなセンセーションが、数年後に東京でも起こった。彼のLPレコードは何年もの間、ピアニストとして発売枚数第1位を保持した。
 それ以来、バドゥラ=スコダは主要な各音楽祭に定期的に出演するようになった。指揮者のウィルヘルム・フルトヴェングラー、ヨーゼフ・クリップス、カール・ベーム、ハンス・クナッパーツブッシュ、ヘルマン・シェルヒェン、アルトゥール・ロジンスキー、ロリン・マゼール、ジョージ・セル、サー・チャールズ・マッケラス、サー・ゲオルグ・ショルティ、ヴァイオリニストのダヴィド・オイストラフなどとも共演した。
 しかし、バドゥラ=スコダはその演奏を古典派のウィーンの作曲家だけに限定することなく、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持つ。実際、彼はレパートリーを狭く絞って、それだけを専門にやることには否定的で、彼は指揮や作曲、音楽学の分野の仕事もやり、また、音楽に関する本も書き、それを収集もしている。さらに、膨大な量の自筆譜や初版のマイクロフィルムに加え、歴史的な様々な鍵盤楽器のコレクションも所有している。1976年、オーストリア政府はパウル・バドゥラ=スコダに「オーストリア科学・芸術功労賞」を授与して称え、1978年には「ベーゼンドルファー・リング」が贈られた。これは、ヴィルヘルム・バックハウス以来である。
 彼は数多くのコンサートのため、世界中の音楽的な主要都市(ウィーン、パリ、ローマ、マドリード、ミラノ、東京、プラハ、シカゴ、ニューヨーク、ブエノスアイレスなど)、また、ワルシャワのショパン・フェスティバル、ジョルジュ・エネスコ・フェスティバル、エストリル・フェスティバル、ドゥブロヴニク・フェスティバル、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン・フェスティバルなどの主要な音楽祭にも定期的に出演している。さらに、リーズ国際コンクール、ミラノのディノ・チアーニ・コンクール、ブリュッセルのエリザベート王妃国際コンクールなど、主要な国際コンクールの審査委員会のメンバーも務めている。2003年には、11都市にわたるアメリカ・デビュー50周年記念ツアーを行い、深い感銘を与えた。
 LPやCDに、すでに膨大な録音を残しているにもかかわらず、彼は、レコーディングを続け、最近では、アストレー・レーベルからドビュッシーとブラームスをリリースし、三度目のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲も録音している。また、モーツァルトの協奏曲の全曲録音も進行中である。
 2007年、80歳を記念して、ウィーン、パリ、ニューヨーク、日本等で世界ツアーを敢行。さらに2009年には来日50周年記念ツアーを行い、大成功を収めた。ウィーンの伝統を継承する貴重なピアニストとして、その存在を強く印象付けた。

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