精緻を極めるテクニック、鋭敏かつ柔軟な音楽的センス 欧州で活躍目覚ましい俊英の”現在”

弓新 ヴァイオリン・リサイタル Arata Yumi Violin Recital

2018年12月20日(木)19:00開演

東京文化会館 小ホール

出演

弓新(ヴァイオリン)
ナタナエル・グーアン(ピアノ)

曲目

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調「春」op.24
ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D934

チケット

全席自由 4,000円

プレイガイド

イープラス
ローソンチケット 0570-000-407

主催

主催:パシフィック・コンサート・マネジメント

Date

Thursday, December 20, 2018 19:00

Hall

Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall

Artist

Arata Yumi, Violin
Nathanaël Gouin, Piano

Program

J.S.Bach : Solo Violin Sonata No.3 in C major, BWV1005
Beethoven : Sonata for Piano and Violin No.5 in F major 'Spring', op.24
Stravinsky : Duo Concertant 
Schubert : Fantasie for Violin and Piano in C major, D934
プロフィール
◎弓 新(ヴァイオリン) Arata Yumi, Violin
 2011年、第14回ヴィエニャフスキ国際コンクールにて最年少ファイナリストに贈られる特別賞を受賞し、一躍国際的な注目を浴びる。同世代の中でも傑出したヴァイオリニストとして知られ、アジアとヨーロッパを拠点に活動している。
 1992年、東京生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、2002年より桐朋学園「子供のための音楽教室」で学び、2007年に桐朋女子高等学校音楽科(共学)に入学。2008年よりチューリッヒ芸術大学に留学し、ザハール・ブロンとイリア・グリンゴルツに師事。また、クリスティアン・テツラフ、レオニダス・カヴァコス、五嶋みどり、ジャン=ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコ、エーリッヒ・ヘーバルト、パメラ・フランク、エンリコ・オノフリから薫陶を受ける。
 これまでに、ラルフ・ワイケルト指揮チューリッヒ室内管弦楽団、ニコライ・ジャジューラ指揮ウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団のほか、シンフォニア・イタリアーナ管弦楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、クラシカル・プレーヤーズ東京等のオーケストラと、ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ、アンドレア・バッティストーニ、大友直人、円光寺雅彦、曽我大介、現田茂夫、有田正広等の指揮者と共演している。
 2015年には、五嶋みどりの代役としてシャン・ジャン指揮フィルハーモニア台湾とシベリウスのヴァイオリン協奏曲を披露し、華々しい台湾デビューを飾った。
 また、グシュタート・メニューイン・フェスティバルやエルネン音楽祭等に参加し、サントリーホールでのチェンバーミュージック・ガーデンにおける出演や、ICEP(インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム)の報告コンサートで五嶋みどりとカルテットを演奏するなど、室内楽活動も活発に行なっている。これまでにバルトゥオミ・ニジョウ、クラウディス・ヘルマン、マリン・ハルテリウス、アラスデア・ビートソン、リリー・フランシス等と共演している。
 メディアへの出演も多く、2014年にNHK-FM「リサイタル・ノヴァ」へ、2017年にNHK Eテレ「ららら クラシック」へ登場し、高評を得る。
 2008~2011年度ロームミュージックファンデーション奨学生、および江副記念財団第41回奨学生を経て、現在はスイス・ミグロの奨学生。キーファー・ハブリツェル音楽賞、マンフレット・グロメック賞を授与される。2016年度、第26回青山音楽賞新人賞受賞。


◎ナタナエル・グーアン(ピアノ)Nathanaël Gouin, Pianist
 同年代の中でもっとも期待を集めるピアニストの一人であり、ヨーロッパ、アジア、アメリカの各地で演奏活動を行っている。これまでに、ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナントやラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に登場するほか、パレ・デ・ボザール、シテ・ド・ラ・ムジーク等のコンサートホールで演奏している。
 1988年、フランス生まれ。パリ国立高等音楽院、ジュリアード音楽院、フライブルク音楽大学で学ぶ。ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝、スウェーデン国際デュオ・コンクール優勝、リヨン国際室内楽コンクール入賞。現在、エリザベート王妃音楽チャペルのアーティスト・イン・レジデンスを務めている。またマリア・ジョアン・ピリスの〈パルティトゥーラ・プロジェクト〉に参加し、日本、スペイン、ドイツをはじめとする各国で多数のアーティストと共演し、話題を呼んだ。2017年、ミラーレより「リスト:死のチャールダーシュ、他」をリリース。
 日本でも、〈横浜市招待国際ピアノ演奏会〉や〈ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018〉に出演するなど、その人気が高まっている。
 フランス・バンクポピュレール財団およびメイヤー財団奨学生。